第12回全国大会 優勝者インタビュー(高校生B部門)

ご参加部門:高校生B部門
お名前  :魚田 愛音さん
演奏曲  :パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825 プレリュード,アルマンド,ジーグ




Q1:日本バッハコンクールを受けようと思ったきっかけは、なんですか?

日本バッハコンクールへの参加は、第6回大会以降今回で5回目となりました。
このコンクールはバロック期の音楽を集中的に学べる良い機会と捉え、ほぼ毎年参加しています。
バッハの曲は作品数も多く、難易度の高い曲が多いため、コンクールという機会にじっくりと一つの曲を掘り下げることができるという点が、 このコンクールを受けようと思ったきっかけでした。
特に今回は、該当級の中学生部門ではなく高校生B部門の課題曲「パルティータ」を勉強してみたいという気持ちから、1つ上の級に挑戦しました。

Q2:課題曲を練習されてみて、いかがでしたか?

今回演奏した「パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825」は、テクニック的にも表現的にも難易度が高かったので苦労した部分もありましたが、 “この曲を弾きたい”という気持ちが強かったので、曲の完成度が日々上がっていくことを楽しみながら練習に取り組むことが出来ました。
これまでは曲の背景等の解釈の部分をあまり強く意識せずに演奏してきましたが、 今回のパルティータについては、先生から教えて頂いたこの曲が作られた背景等にもしっかりと向き合いながら練習を進めてきました。
地区大会ではパルティータ第1番よりプレリュードとアルマンドを、全国大会では地区大会演奏曲にジーグを追加して演奏しました。
ジーグは今回の演奏曲の中では特に難しく、その上、全国大会までの短い期間で仕上げなければならなかったのでとても大変でした。
それぞれの曲のキャラクターと音の響きを最大限に活かせるよう、極力ペダルを使用しないように工夫して、日々練習に取り組みました。
Q3:全国大会当日の様子、ご感想をお聞かせください。

コロナ禍のコンクールということもあり、本番会場での滞在時間を極力減らすため、 自宅でしっかりと練習をしてから会場に移動することにしました。
高校生B部門の全国大会会場となった浜離宮朝日音楽ホールは私自身、約7年ぶりの演奏となりました。
響きの良い素敵なホールで演奏出来る事に演奏前からとてもワクワクした気持ちでした。
本番会場では、入場制限された会場と、少人数に区切られたグループ割でホワイエ、会場および控え室はとても静かな雰囲気でした。
静かな空間で終始集中することができ、演奏前に曲のイメージをしっかりと掴むことができました。
演奏中も少人数のお客様と審査員の先生方という贅沢な空間で自分自身の音の響きを楽しみながら演奏をすることができました。
Q4:第1位を受賞された時のご様子、ご感想をお聞かせください。

自分自身の出せる力は全て本番で出し切れたという思いはありつつも、何らかの賞が受賞できたら、と思っていました。
本番後、ホームページでの金~銅賞の受賞者リストに自分の名前があった時はとても信じられない気持ちでした。
YouTube表彰式の日は、家族皆でパソコン画面の前で結果を見守りました。
遠方に住む親戚もそれぞれの場所で同じ映像を見ながら結果を楽しみに見守りました。
表彰式では、銅賞、銀賞、金賞の順に発表されたので、自分の名前がなかなか出てこない事で、 家族も親戚も興奮し、私自身は緊張感がとても高まりました。
そして第1位の発表の時には、まさか自分の名前が読み上げられるとは思っていなかったので、驚きで一瞬頭の中が真っ白になりました。
今回は、会場での表彰式とはなりませんでしたが、素敵なトロフィーや賞状、褒賞を頂く事ができ、 今は支えて頂いた多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

Q5:今後の目標を教えていただけますでしょうか?

世の中には、音楽を勉強したくても出来ない環境の方も多くいると思います。
日々、ピアノを当たり前に演奏できる環境にあることに感謝する気持ちを持ち続け、謙虚に努力する姿勢を忘れないことが何よりも大切な事と考えています。
今後の具体的な目標はまだ決まっていませんが、将来的には海外で音楽を学ぶことも視野に入れています。
私の演奏がより多くの人の耳に届き、多くの人の心を潤す事ができるように、 これからも沢山の経験を積むとともに多くのことを学んでいきたいと思っています。
日本に留まらず、広い世界で通用する実力と個性を出せるよう、成長していきたいと思っています。

【お写真】
【演奏動画】

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