【発表!】バロック白楽譜書き込みコンテスト

2015年4月28日火曜日







第5回日本バッハコンクールでは、「自分で考え、調べ、学んで楽譜に書き込む」をコンセプトに「バロック白楽譜」という楽譜が課題曲に選ばれていたことをご存知でしょうか?今回、全国大会で「バロック白楽譜」を課題曲に選んだ全国大会入賞者を対象に、書き込みコンテストを行いました!たくさんのご応募を頂き、ありがとうございました。ここでは、特に素晴らしかった書き込み楽譜をご紹介いたします。みんながどのようなアプローチでバロックを学び、演奏への理解を深めたのか、今後のピアノ学習のご参考にご覧ください。















幼児A部門 奨励賞

疋田天寧(ひきだ あまね)さん

「民謡かっこう」

��指導者名:中本 優子先生)



幼稚園バスがお迎えにくるまで、毎朝30分の練習を欠かさなかったという天寧さ
ん。ピアノ歴2年、先生のすすめでバッハコンクール初参加です。
楽譜に描かれた、指やかわいい目の絵が印象的。
「まだ小さいので、丸い指の形で弾くこと、手首が下がらないようにするのに苦
労しました。椅子の高さを調整して、解決できるよう工夫しました。
曲を耳で覚えて弾いてしまうので、楽譜を見る習慣をつけるように意識しまし
た。左手の音を良く聴き、"カッコー"と歌わせるのが難しかったみたいです」と
お母さま。
白楽譜については「何も書かれていないのは珍しいですよね。レッスンだけでな
く、家でも色々調べたり、試したりました。本番に他の参加者の演奏を聴いて、
アーティキュレーションの違いを発見して驚きました。正解はないんですね」。
今は夏の発表会や、他のコンクール参加に向けて練習を重ねているそうです。












小学1-2A部門 銅賞

石田結愛(いしだ ゆあ)さん

「学生歌」

��指導者名:荒木 美和先生)



おばあちゃまと一緒にピアノ教室に通って3年。
バッハコンクール全国大会に3回目の出場という、練習が大好きな結愛さんは、今回予選で「大きな栗の木の下で」を、全国大会で「学生歌」を演奏しました。
「『大きな栗・・・』には歌詞があるのに、『学生歌』にはない。どんな歌かわからないので、歌いながら弾けるよう本人が歌詞を考えました」とおばあちゃま。
歌詞のおかげで、練習が楽しく、曲をイメージして弾きやすかったそう。
また、楽譜に書き込まれたコードは、結愛さんの横で、先生が和音伴奏をつけてレッスンされた跡なのだとか。短い曲ながら、工夫がたくさん見られました。
現在、ブルグミュラー25の練習曲に挑戦しているという結愛さん。ブルグミュラーの楽譜も、努力の証、キラキラシールでいっぱいにしてくださいね。










小学1-2B部門 金賞

中川若奈(なかがわ わかな)さん

「メヌエット」

��指導者名:家木 眞理子先生)



お母さまの手ほどきで3歳からピアノを始めた若奈さん。小学校入学を機に、他の先生に師事したという、その楽譜には、色づけされた強弱記号、日付と練習記録など、ひと目でぱっとわかる工夫が。お母様にお話を伺うと、
「うちの先生は、まず生徒に考えさせ、その考えを演奏につなげてくださいます。例えば調性も、いきなり正解を与えるのではなく、楽譜に( )をつけて宿題にされます。今回は白楽譜ということで正解がなく、"さて、どう弾こうか・・・"と時間がかかりましたが、先生が、"若奈ちゃんの考えでいいんだよ"と背中を押してくださいました。おかげで強弱や指番号など、本番まで、子供が自分の考えを持って、演奏することができました。白楽譜によって、気づきが生まれました」とのこと。
自分の演奏を録音し、音色の微妙なニュアンスや強弱を客観的に聴いて、どう工夫するか、若奈さん自身が考えたそう。「練習の仕方を振り返ったことが、いい結果につながりました」とお母さん。いつも前向きに目標に向かうため、各種コンクールを上手に活用しているそうです。











小学3-4A部門 金賞

蓼原陸(たではら りく)さん

「ブレ」

��指導者名:黒川 恵美先生)



コンクールの楽譜から、先生と勉強した内容を整理し、改めて自分でまとめ直してくれた陸くん。インタビューも自分の言葉で話してくれました。
「白楽譜は初めての挑戦でした。音しか書かれていないから、まず譜読みして弾いてみました。それから強弱をつけました。"盛り上がるところはどこか?そこに向けてクレッシェンド。"という風に。それと、"どう弾けば舞曲らしくなるかな?"とも考えました。"舞曲なのでリズムがくずれないように"、"スタッカートを入れておどりやすくなるように"と、工夫しました。」楽譜に描かれた家と花の絵は、「トニックはおうちでくつろいでいる」「サブドミナントは家の外に出て、明るい感じ」「ドミナントは早く家に帰りたい、という暗い気持ち」という、機能和声のニュアンスの違いをまとめたもの。
ピアノ歴4年、普段練習は2時間近くするという陸くん、努力が実りましたね!




















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